少女コミックについて
少女コミックは、少女だけが読むものではありません。女性というのは永遠に乙女な部分を持っているものですから、年齢を重ねても少女漫画のファンだという人もけっこういます。さらに、少女漫画は男でもファンが多いのです。大学の研究などでも、少女漫画の構造や読み方は研究されています。さらに少女漫画だけではなく、日本の漫画はジャパニメーションとして、世界に輸出されうる文化になっています。海外でも多くのファンがいます。日本へやってくる外国人は、浅草や銀座といった有名な観光地とともに、秋葉原にも足を伸ばす人間が多いとききます。これは観光の一つにサブカルチャーを求めてやってきているのです。そんな少女漫画の奥深い世界を知りたいと思ってもどれだから読んでみればわからないという人も多いのではないでしょうか。そこでタイプ別に少女漫画のおすすめの読み方を考えてみたいと思います。
少女コミックといえば、まず思い出すのが目がキラキラとしたお星様ではないでしょうか。一つだけではなくいくつもの星が描かれた大きな目。これが少女漫画の王道路線です。これを読むには、歴史・時代、SF・ファンタジーあたりのジャンルを攻めると良いでしょう。比較的、古い作品が揃っていますので、キラキラの目に会えるはずです。さらに、ストーリーでのベタを求めるならば、人間ドラマや、恋愛ものを選ぶと良いでしょう。ここには、実らない片思いや、意地悪い登場人物などが沢山でてきます。
少女漫画は王道だけではなく、マニアックな部分もカバーしています。コメディは男性向け漫画で言えばギャグ漫画にあたる部分なのですが、女性ならではの細かい観察眼で作られた面白い作品があります。
さらに意外ですが学園モノを読んでみると面白いかもしれません。学園ネタというのは古くから何度も量産されてパターンが出尽くしています。このジャンルにあえて挑むということは相当な変化球を用意しなければ読者に飽きられてしまいます。必然的にこのジャンルを選ぶ作家さんは何らかの特殊な感性をお持ちと考えるのも妥当でしょう。
少女漫画というのはとっきにくさがあるかもしれませんが、読んでみればすっとはまってゆくものです。まずはホームドラマやミステリー・サスペンスなどストーリー性が高いジャンルを選んでみると良いでしょう。話が練られているので退屈ということはないはずです。